東京→福岡自転車横断5日目:名古屋→甲賀 〜忍者の里への道は厳しい〜

昨晩から若干の不安を抱えていた僕。
理由は3つ。

まず、この日が初めての完全なる一人旅になること。
2つ目が、山越えをしなくてはならないこと。
そして3つ目が宿泊地である甲賀が山の中腹に位置するため、夜に山道を通らざるを得ないこと。
甲賀ではなく伊賀を通るコースも考えたのですが、伊賀の方が距離が長いため結局甲賀を選択。

序盤から、名古屋周辺の道が複雑だったり工事中で通れなかったりで、思いの外ペースが上げられない幸先の悪さ。
そういえば名古屋の運転の荒さをこの旅の前から聞いていて不安だったんですが、それは事実でした。
ドライバーの方による左右確認が、他の地域に比べて明らかに少なく、普通に事故りそうになったシーンもありました。
あと、土地柄トラックが多くて威圧感もすごい。

閑話休題。
名古屋から郊外に出てからはほぼ一本道だったのでペースを上げられるかと思いきや、だらだらと続く長い上り坂。
「俺は箱根を越えた男やぞ」と自分を励ますものの、長らく続くそれは、ひょっとして箱根以上では?という考えが僕の頭に浮かぶには十分な責めっぷり。
(後から見たら実際この日の方が獲得標高大きかった)
ただ、苦しかった山を越えた後に街の灯が見えてきた時には感動で思わず声を上げてしまいました。

この日に感動したことといえばもう1つあって、日本ってすげぇな、と。
めちゃくちゃ田舎だったり山の中でもきちんと道路が整備されていて、反射板も設置されて安全に配慮されてる。
国をつくる、ということはものすごい事業であって、こういうスケールのでかいことをやれるよは面白いなと、自転車をこいでるだけなのに視座が上がっていました。

山登り序盤では日付が変わることも覚悟していましたが、結果としては夕飯も食べた上で余裕を持って21時着。
明日は大阪、そしてその翌日は休養日なので前半ラストがんばります。

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