タイトルの通り、以下のように戦場のメリークリスマスを弾いてYou Tubeに掲載しました。
演奏としては”なんとなく”の箇所が多すぎるだけでなく大小様々なミスを取り揃えており、こんな状態で公開してよいものかと逡巡しました。
しかし、いつか正式な譜面で弾いた演奏を、レベルアップした後に再掲するつもりであるため、その時との比較用として良いかと思って公開した次第です。
ここからはなぜピアノを弾いたのか、という話をします。
以前から書いているように僕は2010年くらいからはビジネスにがっつりと取り組んでおり、
特に以前創業した会社を離れた2018年秋までは、人生ではなく仕事を生きていたという感覚がありました。
飲みや趣味に時間を使うこともほぼなく、朝から晩まで仕事をして帰って寝るだけの生活。
その時間を後悔しているわけではなくそこまで没頭できたことはむしろ良い経験だったと思っていますが、そこからひとまず離れたことを契機として次は仕事ではなく「人生を生きてみたい」と考えたわけです。
会社を離れてからは移住したり、フルマラソンを走ったり、東京→福岡自転車横断したり、などに加えて行っていたのがピアノ演奏でした。
なぜピアノなのかという理由は、単純に音が好きだからです。
もともと好きではありましたが、以前辻井伸行さんのコンサートに行ってめちゃくちゃ泣いてしまったこともあり、やっぱり自分でも弾けるようになりたいとピアノに取り組むことにしました。
今までの僕とピアノ、そして音楽との関わりについて少し話をしておくと、ピアノは幼稚園の年長から小学三年生の途中まで習い事として弾いていました。
ただ、これは親の意向で開始されたものであり僕の中にそこへの欲求はほとんどなかったので、練習もろくにしておらずやめることになりました。
そして中学校卒業まではサッカー部に所属してそこに没頭。
高校生になってからは軽音楽部に所属して音楽の世界には戻ってきましたがベースやギター、ボーカルの練習はがっつり行う一方、ピアノに触れることはほぼありませんでした。
しかし上記のようにピアノに取り組むようになり、とても美しいと感じる曲である戦場のメリークリスマスを弾けるようになることをひとまず目標に定め、少しずつではありますが練習を重ねる毎日。
約30年ぶりにピアノを弾く自分にとっては難易度が高く苦労はしましたが、一応形にできた、というところで一旦満足してまたピアノから離れたのがおそらく一年くらい?前です。
じゃあなぜそこからまたピアノへの取り組みを再開したのか、という理由は、俗っぽいのですが蜜蜂と遠雷という小説を最近読んだためです。
それを通じて「ピアノってやっぱり素晴らしいな」と改めて感じ、再度ピアノを練習していこうと考え、また、記録として残すためにYou Tubeにもアップした次第です。
上でも書いたように一発録りでミスも多く、もっと弾き込めば完成度は上げられるとは思いつつも、今やるべきは他の練習曲を通じて自分のレベルを上げることだと考え、区切りとして載せました。
今後の取組と目標についてですが、まずはブルグミュラーという練習曲集を最初から最後まで弾き通そうと考えています。
それに加え、いわゆる運指の練習用の本も並行して行っていくつもり。
最終的には好きな曲であるショパンの別れの曲やドビュッシーの月の光が弾けるようになりたいし、後はピアノ・ドラム・ベース・ボーカルの構成の曲も作りたい。
上に書いたように今までの僕は長いこと仕事を生きてきて、その後は休息期間のような形で人生を生きてきたなという実感があります。
ただ、今は仕事ももっと頑張りたいと思っており、これからの僕が取り組むのは「人生と仕事の両立」なんだなと感じる次第です。
最高の人生にするぞ。