ドレスコーズの“THE END OF THE WORLD PARTY” TOUR@福岡に行ってきたよ

1週間前の辻井伸行さんのコンサートの興奮が冷めやらぬ中、ドレスコーズのワンマンライブに行ってきました。

一応書いておくと、ドレスコーズは毛皮のマリーズ(解散済)のフロントマンだった志磨遼平さんがバンドとして立ち上げたものの、現在はソロプロジェクトとして活動中のバンドです。

毛皮のマリーズは好きだったけれども正直ドレスコーズはあんまりだなーと思っていたんだけど、以下の曲がとても好きで。

ってことで、やっぱり一度は志摩さんを観ておきたいなということで足を運ぶことにしました。
ちなみに毛皮のマリーズは「平和」「愛のテーマ」あたりがとても好きで、「ビューティフル」は人生のテーマです。

ここからがライブの感想になるんだけれども、スモークが常時焚かれる中、怪しげな照明と共にサックスやトロンボーンなどの金管も加えたバンドサウンドは、どこか浮世離れした雰囲気を漂わせていて。
やっぱり志摩さんの声ないし佇まいには存在感があってロックスターだな―と。

ただ、だからこそやっぱりロックを彼にはやってほしいなという気持ちも湧いてくる。
いくつか挟まれたロック調の曲はやっぱめちゃくちゃかっこよかったし。
最近の作品、いい曲だな―とは思うんだけれども彼の魂の叫びをもっと聴きたいんですよね。

以下の曲とか、ほんとかっこ悪いな―と思うんだけどかっこいいんですよね。

今後彼の音楽がどうなっていくかわからないけど、これからも見守っていきたいアーティストだなーと思ってます。

※カバー画像はこちらから引用

辻井伸行さんのヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝10周年記念 特別コンサート@福岡に行ってきたよ

ライブ行ったらちゃんと記録しよう、って思ってたのにYUKIとTHE PINBALLSの感想書いてないけどまあいいや。
ということで表題の通り、辻井伸行さんのヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝10周年記念 特別コンサートに行ってきました。

以下はコンサート説明と曲目を引用

アメリカ、テキサス州フォートワースで4年に一度開催される世界的コンクール「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」。 2009年6月、当時、20歳だった辻井伸行はこのコンクールに初挑戦し、予選からファイナルにいたるまで、圧倒的な演奏を繰り広げ、コンクールとは思えない深い感動を聴衆、ネットLIVE中継で見ていた多くの人々、そして審査員にまでをも深い感動と興奮をもたらし、見事、日本人として初の優勝を果たしました。その後、欧米でも注目の若手ピアニストとして数多くのリサイタルは著名指揮者、オーケストラとの共演を重ねてきました。
あの世界が感動したコンクールから10年。世界中で研鑽をつんできた辻井伸行がコンクールで熱演した楽曲を日本の聴衆の前で披露します。

1st Stage:ピアノ・ソロ
・ショパン:エチュード 作品10 より
 第1番、第2番、第3番《別れの曲》、第4番、第5番《黒鍵》、第12番《革命》
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》
2nd Stage:協奏曲
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番

僕はいわゆるライブにはちょこちょこ行ってますし、昔自身が習っていたこともありピアノの発表会には何度か行ったことがありました。
しかし、こういった世界トップクラスの方の演奏を聴くのは初めて。
実は東京居住時にチケットを一度取ったことがあるのですが、仕事の関係でどうしてもいけずに親に泣く泣くチケットを譲ったため、この機会をとても楽しみにしていました。

ここからが聴いてみての感想なんですが、本当に行ってよかった。
ピアノという楽器の「先」を示してもらった感じ。

なんというか、演奏の場面ごとに音の質感というか硬度というか表情というか、それらがこうも変わるものかと。
ある時は青く澄んだ陶器のような、ある時はシルクのリボンのような、ある時は星の煌めきのような。
本当に様々な音色を聴かせてくれて、何度か涙が流れました。

しかし、自分がベースをプロの方に習っていた時もそうなんですが、たった1音だけでも明らかに素人とプロの方って違うんですよね。
その違いが日々の研鑽によるものかそこに込める感情によるものか正しいフォームによるものかは正確には分からないけれども、僕もそういう音を出せるようになっていきたいなーと思います。

ところで僕は自分の感情や思考を言語化することが好きなんですが、今回の涙の理由は解き明かさなくてもいいかなーと。
また行きたい。