東京→福岡自転車横断6日目:甲賀→大阪 〜トラブル続き〜

午前は本当に調子良かったんです。
だいぶ自転車に慣れた感があり速いペースを維持しながら進めていたので、このままだと15時くらいには大阪に着くな、と考えてました。
昼食も終え、再度大阪に舵を取り進んでいたところまでは良かった。

これ、無駄に心配させるのもなんなんで書くか迷ったんですが、運転中にちょっと頭をぶつけちゃったんですよね。
そのあと、路肩に寄せて色々情報を探してみたところ、自分に現れている症状であれば大したことはないだろう、という判断。
ですが、念のためその場で1.5時間くらい休息を取ってからの再スタート。

あまり無理はしないようにゆっくりと進んでいたんですが、どうやら後輪のあたりに違和感。
確認してみたところ、ばっちりパンクしていたため、その場で修理開始。
やり方は事前に調べていたものの、自分での修理は初めてだったので色々と調べながらの作業。
しかも途中で雨も降り出して、わりと辛かった笑。
やっと直せたと思ったら後輪のブレーキがほぼ効かない状態になっていたので、残り35キロほどの道のりは、安全のためにめちゃゆっくり走らなきゃいけないことに。
おまけに途中で立ち寄ったコンビニで手を洗ったあと、グローブを外して放置してしまったようで気付いたらグローブをはめてない状態で走ってました。

事故も含め、やっぱり疲れは溜まってたんだろうなーと。
その時点で、6日中4日間雨が降るっていう悪コンディションの中、500キロくらい走ってた状況だったので。
ってことで、頭にまだ少し違和感が残っていることもあり、予定より1日多めに休息日を取ることにしました。

でも、自分のペース向上を鑑みて、当初の予定通り2週間で福岡まで到着するつもり。
そこら辺の詳細については次回分で書きます。

東京→福岡自転車横断5日目:名古屋→甲賀 〜忍者の里への道は厳しい〜

昨晩から若干の不安を抱えていた僕。
理由は3つ。

まず、この日が初めての完全なる一人旅になること。
2つ目が、山越えをしなくてはならないこと。
そして3つ目が宿泊地である甲賀が山の中腹に位置するため、夜に山道を通らざるを得ないこと。
甲賀ではなく伊賀を通るコースも考えたのですが、伊賀の方が距離が長いため結局甲賀を選択。

序盤から、名古屋周辺の道が複雑だったり工事中で通れなかったりで、思いの外ペースが上げられない幸先の悪さ。
そういえば名古屋の運転の荒さをこの旅の前から聞いていて不安だったんですが、それは事実でした。
ドライバーの方による左右確認が、他の地域に比べて明らかに少なく、普通に事故りそうになったシーンもありました。
あと、土地柄トラックが多くて威圧感もすごい。

閑話休題。
名古屋から郊外に出てからはほぼ一本道だったのでペースを上げられるかと思いきや、だらだらと続く長い上り坂。
「俺は箱根を越えた男やぞ」と自分を励ますものの、長らく続くそれは、ひょっとして箱根以上では?という考えが僕の頭に浮かぶには十分な責めっぷり。
(後から見たら実際この日の方が獲得標高大きかった)
ただ、苦しかった山を越えた後に街の灯が見えてきた時には感動で思わず声を上げてしまいました。

この日に感動したことといえばもう1つあって、日本ってすげぇな、と。
めちゃくちゃ田舎だったり山の中でもきちんと道路が整備されていて、反射板も設置されて安全に配慮されてる。
国をつくる、ということはものすごい事業であって、こういうスケールのでかいことをやれるよは面白いなと、自転車をこいでるだけなのに視座が上がっていました。

山登り序盤では日付が変わることも覚悟していましたが、結果としては夕飯も食べた上で余裕を持って21時着。
明日は大阪、そしてその翌日は休養日なので前半ラストがんばります。

東京→福岡自転車横断4日目:豊橋→名古屋 〜いい奴だったのに…〜

自転車横断チャレンジを開始してから、初めて雨に降られなかった日。
やっぱり雨じゃなければ自転車は気持ちいいですね。

しかし、同行者の調子がよろしくなくペースは少しゆっくりめ。
そして昼食を食べながら話し合った結果、同行者の足首等の故障が芳しくないという理由でここでリタイアすることに。
想定外ではありましたが、まさか同行者が見つかると思ってなかったこの旅に最初から乗り気で付き合ってくれ、準備等も一緒に頑張ってくれたことにとても感謝しています。

別れた後はそれぞれのペースで名古屋に進み、到着後は自転車屋さんで空気を補充。
今日は70キロくらいしか走らない日だったので、ペースも余裕を持って進められてよかった。
名古屋めしもいろいろ食べたので、翌日の甲賀山登りもがんばれる(気がする)。

俺の冒険は、これからだ!!!
(同行者の次回作にご期待ください)

東京→福岡自転車横断3日目:焼津→豊橋 〜雨の決死行〜

書いてなかったので2日後になっちゃったけど更新。
焼津から豊橋までの約100キロの道のりでしたが、この日のハイライトは出発時から降り続く強い雨。
雨はわりとしんどくて、熱も体力も奪われるし、顔に水がかかるのもストレスだし、ブレーキも効きにくくなるからスピード上げられないんですよね。
ちなみに初日から3日目まで、全ての日で雨に降られてました。

雨が止んだ後はわりと気持ちよくホテルまで到着。
ってかやっぱり当日書かないと、疲れてることもあってなかなか思い出せないなー。
って事で自分のSNSの投稿を見てみたら、どうやら浜松でうなぎを食べたあと、愛知に突入して豊橋に泊まったみたい。
浜松では餃子も食べたかったけど時間の都合で泣く泣く断念。
ちなみに、道中ではその土地の名物は積極的に食べるようにしています。

今回はもうここまで!

東京→福岡自転車横断チャレンジ2日目:箱根→焼津

疲れを感じながらの起床。
朝食や準備を進め、外に出るとあいにくの雨模様。
そのため、旅館の軒先でしばし待機したのちの出発とすることに。

30分ほど待ったおかげで雨は止んだものの、立ちはだかるのは相変わらずの鬼畜責めを苛烈に仕掛けてくる箱根山。
延々と続く登り坂は斜度はそれほどではないものの、容易く僕たちの心を折り続けます。
しかも、やっと最高地点にたどり着いたと油断したのも束の間、下りの最中も随所に仕掛けられた登り坂が僕たちの体力を順調に奪っていく。
しかし、静岡との県境に突入した後はただ坂を下るのみで、めっちゃきつかった坂を登り切ったこともあり、風を切って箱根の山々に囲まれながら疾走するのはとても気持ちよかった。

僕たちは基本的に国道1号線にずっと沿って進んでいるんですが、静岡でのそれは自転車侵入禁止区間が多く指定されており、だいぶしんどかったです。
なぜなら、その区間を正確に把握できているわけではないので、そこに向かったのに引き返さざるを得ない、という状況が発生するから。
ってことで箱根登山と合わせて意外と時間がかかってしまい、本日は23時過ぎのホテル到着となりました。

基本的に夜道の走行は避けたいので、もう少し全体の時間を早めにシフトするために明日は頑張るつもり。
今もまだ洗濯中ですが、しっかり休んで明日もがんばりますん。

東京→福岡自転車横断チャレンジ1日目:日本橋→箱根

相方が寝坊したことにより約2時間の遅れが生じるという波乱のスタートとなりましたが、国道1号線の始点である日本橋より2週間をかけての東京→福岡自転車横断チャレンジを開始しました。
初日は箱根の山の中腹にある大平台近くの旅館までを目標とし、約90キロを駆け抜ける計画でした。

開始後1時間程度は順調に進んでいましたが、途中からだんだんと雨が強さを増していきます。
昼食を取るために国道1号線沿いのすき家に滑り込んだ時にはいわゆるどしゃ降り。
食事後も強い雨は続き、寒さや路面の不安定さでどんどん体力が奪われていくばかり。
ただ、3時間程度雨の中を走った後は雨もおさまり、特に藤沢あたりは気持ちよく走ることができていました。

しかし、ラスト10キロに立ちはだかった箱根の山がきつすぎた。
思ったより斜度は大したことないんだけど、曲がりくねった連続した坂道は思ったよりきつい。
しかも、前日の引越し荷ほどきの際に痛めた左膝が不安であるため歩く、という選択も取りづらい。

そのような状況ではありましたがなんとか目標としていた旅館にたどり着き、カロリーを体にぶち込み、ようやっと布団の中で体を休めることができています。
明日、箱根登山が3/4残っていることと、予想以上に疲労が蓄積した各箇所の痛みが不安ではありますが、完走に向けて積み重ねます。